若者とレイブルの実態

レイブルの生の声

夢に挑戦中、就職活動中、自分なりの働き方を模索中。ほんの一例ですが、レイブルの生の声をご紹介します。

ダメージと葛藤。乗り切って本当の強さがほしい。/樋口 昴さん 24歳

大学卒業間近、就職活動を試みましたが、どの企業も受かりませんでした。自分を否定されたような気持ちになり、半年ほど引きこもり状態。何かしたい、仕事もしたい。けど、受からない見つからない。もやもやでいっぱいでした。カウンセリングも受けてみましたし、親からの紹介で、サポートステーションにも週2回ほど通っています。話をしたり、相談に乗ってもらったりして、先の光が少しだけ見えるようになりました。

元々、僕は人とコミュニケーションをとるのが苦手で、普通の人より覚えるのが遅く、一度言われたことでもよく失敗してしまうんです。中学の部活では、明らかに僕にだけ態度が違う顧問の先生。高校時代のバイト先では、上司との人間関係に悩み、暴力を受けることも。人とペースが違う自分を理解してもらえないことに憎しみが湧きました。思い返せば、学生時代は人を憎んでばかりでした。みんな敵に見えましたし、心配してくれる人がいても、正直関わらないでほしいと思っていました。一人を憎むと、関係ない人にまで矛先が向いてしまって、「ここで終わりたい」と、何度か自殺を考えたこともありました。でも、そんな逃げ方は「負け」のような気がして。高校時代にやっていたバイトは、気付いたら4年続いていました。

最近はボクシングにはまっています。動画や本を見て、見よう見まねで練習中。強くなりたいんです。強くなって、強くなったところを周りに見てほしいから。僕のような人のこと、「こいつはアカン」って見る人もいると思います。働こうという気持ちはあるのに、そう見られると追い込まれていきます。でも「仕事就いていないやつ」=「怠け者」は絶対に違います。やる気はすごくあるんです。でも僕はそこで何とかできるのが本当の強い人だと思います。僕はそういう強さが欲しいし、周りの人を信じられる人になりたい。いつかそうなったら、僕のような人に、少しでも勇気を与えられたり、役に立てるようなことをしたい。

充電がたまったら、自信を持って、履歴書を書きたい。/ナルミーさん 24歳

高校生のとき、学校を中退し引きこもりがちになりました。通信制の高校を卒業し、大卒後に就職活動をしましたが、その際にいつもぶち当たることが2つありました。

1つ目は、履歴書に書くことがないこと。自分が何をしたいのかがまだ見えません。だから志望動機も自己PRもうまく書けなくて。ほとんどが書類落ちでした。2つ目は、人の評価や目線が極度な不安になってしまうこと。就職活動は誰もが不安だと思いますが、私の場合、就職活動の場だけに限らず、人の一瞬の表情や仕草が不安要素になりほとんどの人にとっての「ある程度の不安」が「脅威的な不安」になってしまいます。どうしても何か行動を起こす・前に踏み出すのに、人より時間がかかってしまいます。そんな私が社会に出たところで、やっていけるのかどうかも不安です。

今は、就職活動に再チャレンジできるようになるまでの充電期間。自分がしたいことが分からないのも、極度な不安が生まれてしまうのも、乗り越えていくのは私自身。仕事に関する情報収集をしたり、職業体験を通して自分の強みを見つけたりして履歴書に書けるような経験を積んでいる最中です。いろんな環境に自分を置いて「私は大丈夫だ」「こんな時はこうするといいんだ」という安心を作って就職活動に踏み出したいと思っています。

世の中には多数派な意見や感覚とは違う、少数派の人が必ずいます。歩く、話す、書くなど生きるスピードもみんな違います。私が言うのも変なのかもしれませんが「そういう人もいるんだ」って受け止めてくれる社会になったら勇気を持って一歩踏み出せる人が増えるんじゃないかな、なんて思っています。私自身が努力していくことは、大前提として。

私にはひとつ、絶対的な目標があります。「しんどい」という言葉は口に出さないようにすること。私の母がそうなんです。私たち子どもの前ではへこたれたり「しんどい」って言ったことがなくて。何があっても、どんな環境でも、周りに「いつも楽しそうだね」って言ってもらえるようなお母さんみたいなタフな女性に、いつかなりたいな。

不安は期待にしてもいい。なりたい自分になれるまで。/松野 陽介さん 23歳

芸術系の大学に通い、就職活動では広告や出版、WEB制作などの職種を希望していました。就職面接を100社以上受けましたが、全部落ちてしまって。いつもは明るい性格ですが、さすがに落ち込みました。グループワークで、まずはお互いを知ることからと思い「自己紹介しよう」って切り出してみたんですけど、「いや、そんな時間ないやろ」という声。退けばいいのか思ったことを話せばいいのか、人とのコミュニケーションの仕方に迷いが生まれました。

そうじゃない会社もあると思いますが、僕が見た就職活動は大学時代に何か活動していないと冷ややかな目を向けられ、実践を求められ、喋った内容で評価されて、ナンバーワンばかりが好印象。そんな仕事探しの現場を見て、次へ進む自信がなくなりました。まぁでも…そこで発揮できなかったのがダメだったのかな。

なので、今は「経験をもっと積まなきゃだめだ」と思っています。浪人や留年というブランクを乗り越えて、志望していた大学に入る人がいるように、卒業後のブランクを使って、周りに負けないようななにかを身につければいい。そうして独学で始めたのがWEBの勉強です。WEB以外にも、必要なスキルや業界に関する勉強をしています。まだ漠然としていますが、やっぱりものづくりの現場に携わる仕事に就きたい。ものづくりを仕事にしている自分を想像すると、すごく楽しそうな顔をしています。

職に就くのってチカラを身につけて、そこからでもいいと思います。日本は豊かなはずなんです。仕事なんていくらでも作っていけるはず。「固まってない」って、悪いことじゃない。自分はどうなるんやろうって不安は、自分への「期待」にしていいと思います。自信を取り戻せたら、改めて就職活動しようと思っています。また100社、次は200社落ちるかもしれません。でも、今確実に前に進んでいるってことを糧にして、頑張ろうと思います。